ジャーナリスト&カメラマン
好きなサッカーを見て、世界中を旅し、金がもらえる。ファンならこの職業に憧れるのも当然。このHPに興味をもってくれている人にも多いはず。しかし、現実は厳しい。
例えば、旅行中よく会ったカメラマン。彼の写真は某雑誌に毎週のように掲載されている有名なカメラマンだったが、サッカー以外にも、ラグビー、テニス、自転車などいろいろ撮っていたようだ。スポーツ以外の取材も多かったみたい。
もちろんサッカーの取材が中心の生活だと思うが、彼の漏らした一言は今でも印象に残っている。”毎週
Milanoばかりだよ…”。この頃はInter, Milan共に黄金時代を迎えていて、当然日本の雑誌にはこの両チームの写真があふれていた時代だ。いくら魅力あるチームの取材でも、毎週となると、もううんざりといった感じだった。84年にはZico取材のため、Udineばかり行っていた(行かされていた?)らしい。現在に当てはめるなら、
PerugiaやZagrebで取材させられている記者を考えればいいだろう。InterやMilanなどの強豪、Zicoなどの大物の取材でも、飽きがくるのに、毎週退屈なPerugiaの試合など取材されられてはかなわないだろう。しかも日本人記者は中田に嫌われていて、コメントもロクに取れないわけだから…。Barcelona
在住で、日本の雑誌に記事を書いていた若者にも会ったが、とても食っていくだけのギャラが払われるわけではないらしい。まあ、週刊誌に2ページほどのレポートを送って食っていけるほど甘い世界でないことは当たり前のことだが…。EURO96
で会ったT君も、イタリア語を学びながらの修行の身だが、まだサッカー記者として生計を立てるほどの身分ではなさそうだ。残念ながら、ヨーロッパを中心に活動してサッカーだけでメシを食っていくのは現時点では無理なのではないだろうか。わずかに可能性があるのは、中田オンリーの記者。しかしこれだって、飽きっぽい日本人のこと、いつまで金になるかは分からない。
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