奥寺の同点ゴール

England旅行の楽しみに、サッカー本探しがある。街中には本屋はそれほど多くないが(目立たない所にあるだけ?)、大きな国鉄駅には必ず本屋があり、特にLondonTerminal駅はかなり充実している。
これらの本屋には英国内のサッカー関連の雑誌はもちろん、各チーム毎に詳し過ぎるくらい情報の詰まった本や各種データを集めたものなどがあり、その種類はかなり豊富。
Non League関連本や、小生のようなStadiumマニアも満足させるような本まであり、さすがサッカーの母国である。
これらの本の中にはバーゲンでかなり安く売られているものもあり、日本で買ったら数千円しそうなものが
1000円以下で買えたりするので、時間があるならTerminal内の本屋巡りはお勧め。

Kings Cross内で発見した"PETER SHILTON" the Magnificent obsessionという本はなかなかGood。これがたったの2.75ポンド。安さと共に、買うきっかけになったのは奥寺の同点ゴールだった。
第6章の
The Saving GraceではShiltonの名Save集が紹介されているが、次の第7章のWitness For The Defenceでは、名手のチョンボ集が紹介されていて、以下の5ゴールは図解入り。

1.Forest vs Palace, Walsh, 1978
2.England vs Poland, Domarski, 1973
3.Forest vs Wolves, A.Gray, 1980
4.Forest vs Koln, Okudera, 1979
5.Spurs vs Leicester, Greaves

78-79 SeasonC1 Semi Final 1st LegForest vs Koln戦の奥寺の同点ゴールの言い訳が、日本人にやられた悔しさがよく出ていて面白い。
「いつも
Tony WoodcockDevid Needhamなどの強シューターと練習していて、もっとのびのあるシュートばかりだったが、奥寺のシュートは予想に反し力がなく、脇の下を抜けて行ってしまった。」
このシュートに関しては、確かにピッチコンディションが良くなかったせいか、ボールも重そうで、とても素晴らしいシュートとは言えず、
Shiltonの言い訳も分からないでもないが、奥寺に言わせれば、Driveのかかったシュートとなるのだろうか。

この試合については、他のForest関連本にも出ていて(この本は立ち読みだけだが)、その中で紹介されていた翌日の新聞(もちろんタブロイド紙)の見出しが、「ForestJapにやられる」と、蔑称を使うなど、この同点ゴールの本場への衝撃度が感じとれて面白い。

ちなみに、1st Legは奥寺の同点ゴールで3−3の引き分け、Kolnが優位にたったが、2nd LegForestが1−0で勝ち、Finalへ。
事実上の
FinalといわれていたKoln戦を制したForestは、MunchenでのFinalではSwedenMalmoTrever Francisのダイビングヘッドで破り初優勝。

あれから23年。次に本場英国へ衝撃を与える日本人プレーヤーは誰になるのだろうか?
西沢も稲本も、遠慮せず暴れてくれて構わないのだが…

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