194

1989/08/13 (Sun)

Nacional

Att. 60,976

5,000 Pe

World Cup Qualify

CHILE 1−1 BRASIL

CHILE

Rojas, Hisis, Gonzalez, Astengo, Puebla, Ormeno, Pizarro, Aravena, Yanez, Zamorano(Letelier), Rubio(Basay)

BRASIL

Taffarel, Mazinho(Andre Cruz), Aldair, Mauro Galvao, Ricardo, Branco(Jorginho), Silas, Dunga, Valdo, Romario, Bebeto

C

Score

0 - 1 55min Hugo Gonzalez(Own Goal)
1 - 1 83min Basay

スタジアムと露店

BRASIL Supporter

BRASIL代表

問題児Romarioは退場

Mazinho

Yanez

Bebeto

大混乱の中、試合終了

南米での初観戦はいきなりCHILE vs BRASILの注目の予選。本命はBRASILだが、数年前の南米選手権でCHILEBRASILに4−0で圧勝していて不気味な存在。
SantiagoEstadio Nacionalは中心街から歩いて30分(かなり曖昧な記憶)ほど。排気ガスを撒き散らしながらファンを乗せたおんぼろバスが到着する。南米予選というともっとヤバイ雰囲気が漂っているものかと思っていたが、スタジアムの周りはのどかな感じで、集まってくるファンも殺気立った感じはない。中にはBRASILからのファンもいるがかなりFriendlyである。幸運にも数日前に入手したTicketだが、さすがに売りきれたようでスタジアムはぎっしり満員。
CHILEの応援はワンパターン。Chi---, Le---, Chi, Chi, Chi, Le, Le, Le, Viva Chile !というもの。Kick Offまで、この応援ばかり。
Kick Off前、既にTensionの高くなっていたRomarioは、やたらとChileの選手を挑発。(逆に挑発されていた?)。問題児の行為にBlancoBebetoが止めにはいる。
レフェリーはゴール裏の報道陣に何か文句を言いにいっているが、
Kick Offの遅れについての放送はなく、ブーイングが起こる。
10分ほど遅れようやく
Kick Off。数分後、左タッチライン際でBlancoがかなり荒いファウルをもらい早くも中断。Red CardでもおかしくないOrmenoのラフプレー。そしてこのときRomarioはやってしまった。試合前からやりあっていた相手に手を出したらしく、ファウルとは全く別の場所で、派手にCHILEの選手が倒れている。選手のアピールでレフェリーは、いきなりRomarioにレッドカード。
開始3分にして、
BRASILは主力のRomarioを失ってしまった。
ところが、レフェリーはこのレッドはちょっとやり過ぎと反省でもしたのか、つじつま合わせのような感じで、12分に
Ormenoも退場に。南米ではありがちな、それほど酷いファールではなかったが、Blancoへの悪質なファールの後だけに、Red Cardでもしかたがない。Ormenoの荒れ狂う姿は印象的であったが、せっかくの数的優位を無駄にしてしまった愚かな行為である。
10人対10人になったせいもあり、
World Cup予選にしてはお互いチャンスの多い試合になった。前半はお互い遠めからのシュートが目立つ。右CKをニアで合わせたシュートは僅かにバーの上。Zamoranoのミドルシュートも僅かに外れる。CHILEは右サイドからの攻撃がいい。ゴール近くのFKも何度か得たがPizarroのシュートゴールならず。
前半終了間際、
BRASILが初めていい形を作り、Bebetoが左ボレーであわやのシーン。GKのファインセーブで逃れる。
Silasは背番号10が重過ぎたのか、いいとこ無し。Pele, Rivelino, Zicoと受け継いだ10番がSilasではマズイ。
後半最初のチャンスは
CHILEYanezBKを背にパスを受け、うまい反転で抜け出し右45°からの強シュートを放つがゴールわずか右。55分ようやく先制ゴールが決まった。Mazihnoがうまいドリブルで切りこみラストパス。ゴール前混戦となりCHILEBKのクリアが味方に当たりOwn Goalとなってしまった。1点リードでようやく落着いた感じのBRASILはその後何度かチャンスをつかむ。BebetoのゴールはOff Sideで取り消されたが、後でVideoで見る限りOn Sideであった。さらに、相手BKのミスからBebetoGKと1対1になるが、ペナルティーエリアを飛び出したGKにシュートを当ててしまい追加点ならず。
同点ゴールを狙う
CHILEは、左FKからゴール前混戦となり、そこへ数名が殺到しラグビーのスクラムトライ状態でボールをゴールライン付近まで運び、ゴールをアピールするがファールを取られてしまう。
残り10分を切り、この日最大のチャンスが訪れた。速攻から左サイドへ絶妙のパスが通り、左45°からほぼフリーでハーフボレーを狙うが
GK正面。そしてこの直後、信じられないゴールが生まれた。GKの5ステップでも取ったのか、なぜかレフェリーはゴールのわずか1mほどで間接FKをとってしまった。不可解な判定にBRASILの選手たちが抗議している隙に、Pizarroが素早く横に流し、Basayが無人のゴールに蹴り込んで同点。
身の危険を感じた(?)レフェリーは、何とこのゴールを認めてしまった。
同点となり守りに入るかと思われたが、両チームとも守りには入らず、攻め続けたのは意外だったが、
BRASILにとってのせっかくのチャンスもSilasの凡ミスでつぶし、結局第1戦は珍ゴール2本で引き分けに終わった。
大混乱のなか、警官隊にガードされながら退場するレフェリーが印象的であった。