197

1989/09/03 (Sun)

Maracana

Att. 141,072

80 CN

World Cup Qualify

BRASIL 2−0 CHILE

BRASIL

Taffarel, Jorginho, Aldair, Mauro Galvao, Ricardo, Branco, Dunga, Silas, Valdo, Bebeto, Careca

CHILE

Rojas, Reyes(Basay), Gonzalez, Astengo, Puebla, Pizarro, Hisis, Vera, Jorge Aravena, Yanez, Letelier

B

Score

1 - 0 49min Careca

国歌吹奏

CKを合わせたシーン

Blancoの強シュート

Att. 141,072 !!!

Rojas演技開始

Rojasを抱え退場するCHILE

負ければ予選落ち。恐らくBRASILが初めて経験する試合である。Ticketは数日前Rioの中心街にあるCBFへ前売りを買いに行った際、良い席がなく、ダフ屋から購入。磁気カードのTicketというのは初めてである。磁気カードでは本物がどうかの確認もできず、とりあえずダフ屋の写真だけでも撮っておこうかと思ったが、かなり激しく拒むため、面倒なことになるとマズイので諦める。
試合当日、昼過ぎ
Rioの中心街からバスでMaracanaに向う。数分後、バスが停車したときいきなりライフル銃を持った人相の悪い2人組が乗り込んできた。治安の悪さは何度も耳にしていたため、もう覚悟は決めたが、Big Gameを前にMaracanaに向う不審者の取り締まりの警察のようで一安心。
Maracanaでは当日券もあり、立ち見がたったの5CN(約150円)なので、土産に1枚買う。ダフ屋から入手したTicketはメインスタンドのSeatで悪くない。ここならそれほど危険もないだろうと思っていたが、やってくるファンは浮浪者と変わらないような汚らしい格好のファンが多い。通路もすぐに埋まり、ゆっくり座って観戦ということにはなりそうもない。こんな状況では一度席を立つとすぐ取られてしまう。
近くに座っていたファンは紙コップに小便をしている。少しして
CHILESupporterグループが到着すると、ヤジが飛び、さっきの男は小便入り紙コップを投げつける始末。
1階の立ち見を見ると、頭の悪そうな挑発的な格好の女がメインスタンドのファンから罵声を浴びながらも、歩きまわっている。薬でもやっているのか。かなりアブナイ。2階席からは立小便。スタンドのあちこちでケンカが発生。
BRASILファンといっても、いろんなClubのファンが主体になっているので、その関係で小競り合いも多いのかも。
Kick Offが近づき、既にメインスタンドもギッシリ埋まっている。通路に立って見ているオヤジにちょっと注意すると、凄い形相で食って掛かってきた。命の安い南米、こんな所で刺されたりしてはかなわないので、謝っておく。
いよいよ、選手入場。報道陣の数はハンパじゃない。いかにこの試合が注目されているかが分かる。
注目の前半は、圧倒的な
BRASILペース。立ち上がりこそ、かなり慎重であったが、守備重視のCHILEに対し、一方的に攻め続けるが、Rojasの好守でなかなか先制できない。特に、左クロスを合わせたヘディングと、その直後のCKをニアで合わせたヘディングを防いだプレーは見事。SantiagoでいまいちだったSilasはこの日も決定機を外す。Blanco得意に左アウトでの強烈なシュートもRojasがファインセーブ。
CHILEの前半のシュートはゴール正面30mほどから狙ったFKだけ。CHILEとしては耐えに耐えて、ワンチャンスをものにしての逃げ切りを狙っているのは明らか。
前半終了しての0−0は
CHILEにとっては狙い通りか。

後半開始して4分、BebetoがうまいかわしからCarecaへスルーパスを通し、CarecaBK2人を外してシュート。Rojasの左手をかすめてゴール右隅に先制。左CK付近へ走り、軽くサンバのステップを踏むCareca
負けなければよい
BRASILITALIA行きがほぼ決まった瞬間に、Maracanaは大騒ぎとなった。その後、CHILEも攻めに出るが、決定的なチャンスは作れず、ペナルティエリア近くからのFKが何度かあったのみ。ITALIA行きを確信した大観衆から、BRASILのボール回しに対して"オーレ"の掛け声。
そして後半20分を過ぎたころ、発煙筒事件発生。丁度ハーフウェーライン付近でのプレー中、
CHILEGKRojasの1mほど後に発煙筒が投げられRojasが派手にぶっ倒れた。
すぐに
CHILEの選手たちがRojasを取り囲み、ドクターを呼ぶジェスチャー。ドクターが来て治療らしきことをしてもRojasは立ちあがらず、その内選手数名に抱きかかえられるようにして、ピッチから出て行ってしまった。
結局中断してから20分ほどたって、試合終了(?)となってしまった。もちろんこの時点では、まさか
Rojasの負傷が演技とは知らず、没収試合で再試合になると思っていたのだが…。